「がんばる企業のご紹介」第6回目は…
愛知県国家戦略特別区域農業保証(愛知県アグリ特区保証)を最初にご利用されたかたをご紹介します。
代表 |
馬場 憲之 |
---|---|
業種 |
飲食業、ワイナリー |
創業年月 |
平成24年3月 |
店舗名 |
農家レストラン Sunset Walker Hill |
住所 |
|
営業時間 |
11:00~20:00(不定休) |
ホームページ |
【取材日】H30.7.23 【取材者】企画部企画課 上床
自社製のいちごやブルーベリー、地元の食材を使った料理と、高台から見渡すことができる絶景でお客さまをおもてなしする農家レストランを経営しています。
今秋にはワイナリー「ネイバーフッド」が完成予定で、自家農園で栽培したブドウの果実酒「常滑ワイン」をレストランで提供できる日が待ち遠しいです。
8年前にアメリカに行った際、オレゴン州のブドウ畑が広がるワイナリーレストランに偶然立ち寄りました。そのレストランには、アメリカ全土からお客さまが来ており、そこで働く地元の従業員のかたが心地よいもてなしをしてくれました。
“こんなお店を日本でも作りたいっ!”そんな思いにさせてくれるほど、印象的なレストランでした。
ちょうど農業を始めたいと思っていたこともあり、自分がオレゴンで体感した心地よさを味わってもらいたいという気持ちで、農家レストランを始めようと思いました。
お客さまに喜んでいただくことはもちろんのこと、この人手不足のなか、このレストランで一緒に働きたいと言ってくれる人が大勢いることは本当に嬉しく思います。
お客さまにハッピーになってもらうためには、まず従業員がハッピーでなければなりません。
お客さまにも従業員にも“幸福感”を味わってもらえるよう常に考えています。
オレゴン州で立ち寄ったワイナリーにアメリカ全土からお客さまが来ていたように、この店も日本中からの目的地になりたいです。それが、この常滑をより一層盛り上げることにつながり、地元の方にも喜んでもらえることができればいいなと思います。
正直、お会いするまでは少し距離感があるというか、ドライな印象を持っていました。
しかし、実際に保証協会の担当のかたとお会いすると、まるで印象とは異なるものでした。
農家レストランを開店する資金の申込時に、担当のかたがお越しになることとなったのですが、当日は、朝からひどい雨でした。「日程を変えてください。」と言ってくるのではないかと構えていたところ、お越しになった担当のかたは、この悪天候でも農園を見て回ることができるよう、長靴と合羽を着て、いわゆる“フル武装”で来てくれました。
その格好には本当に驚かされるとともに、とても嬉しく思いました。担当のかたの印象が一変した大きな出来事でした。
今までのビジネスは、消費者のニーズに応えることで成り立っていたかもしれません。しかし、これからは、潜在化されている新たな価値を掘り起こして、それを提供することが求められると思います。
自分が掘り起こした価値に共感してもらい、そのファンになってもらうためには、自分自身で考えるストーリーを明確にしておかなければなりません。
常にアンテナを張って、ストーリーを追求していってください。