「がんばる企業のご紹介」第2回目は…
2020年東京五輪・パラリンピックで新種目として採用されることが決定し、今注目を集めるスポーツクライミング。
その種目の一つである「ボルダリング」を楽しめるジムの経営を始められたかたをご紹介します。
代表 |
島袋 勝也 |
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業種 |
ボルダリングジムの経営 |
創業年月 |
平成25年8月 |
住所 |
(豊川店) |
営業時間 |
平 日:13:00~22:00 |
定休日 |
(豊川店)月曜日 |
ホームページ |
【取材日】H29.7.24 【取材者】企画部企画課 林、上床
豊川市と豊橋市でボルダリングジムを経営しています。
ボルダリングとは、ホールドと呼ばれる突起物のある壁を、ロープ無しで登るスポーツクライミングの一種です。ただ壁を登っているだけのようにも見えますが、手足の運びやちょっとした重心の移動等が、登りやすさを大きく左右する非常に繊細で奥が深いスポーツです。
競技者はもちろん、小学生からおじいちゃん・おばあちゃんまで幅広い世代のかたにも楽しんでもらえるよう、レベルに応じたコース設定を行っています。
ジムの内装は木造にこだわり、木のぬくもりと自然を存分に感じていただけるようにしています。また、日課としている掃除も得意で、清潔感はどのジムにも負けません。
サラリーマン時代に、ボルダリングジムに通ううちにこの競技に魅せられて、創業を考えるようになりました。
経営者の目線でボルダリングジムを見て感じたことは、当時は、ただボルダリングが体験できる場を提供しているだけというジムが多く、お客様にアドバイスをするという指導的な面は普及していないということでした。そこで、お客様の目線に立ってきめ細やかな対応が出来れば、ビジネスチャンスに繋がると思い、創業を決意しました。
また、私自身ボルダリングを通じて、年齢や職業の異なる多くの仲間と出会うことができました。このような出会いの場を提供し、多くの人に楽しんでもらいたいと思ったことも、創業をするきっかけとなりました。
経営者としてプレッシャーもありますが、やはり、自分の責任ですべて考え、実行することができる点に非常にやりがいを感じており、それが自分の成長に繋がっているとも思っています。
また、創業したことで、多くのお客さまと出会うことが出来ました。お客様の中には、このジムで出会って結婚しました!なんて嬉しい報告をしてくれたかたもいます。
目配り、気配り、心配りをモットーとしています。
また、いつでもお客さまに快適に過ごしていただくため、清掃には人一倍力を入れています。
「掃除なんて当たり前」と思われるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にやることが大事だと思っています。これは、仕事はもちろん、何事にも通ずることだと思っています。
金融機関に紹介してもらうまで、正直、保証協会のことは知りませんでした。
私は県外(沖縄県)の出身で、愛知県には相談できる身内もいませんでした。直接金融機関に相談に行きましたが、交渉が思いどおりに進まないこともありました。しかし、金融機関との話の中で保証協会を紹介してもらい、その後、出店資金の話をスムーズに進めることができました。
私のように熱意しかなく、経営のノウハウや知識があるわけではない者の保証人になって、創業を実現させていただいたので、創業者にとっては、非常に心強い味方だと思います。
自分の信念を持ちつつ、お客様の目線も大事にすることが大切だと思います。自分の信念だけに重きを置けば、単なる自己満足であり、お客様の目線だけを考えてしまえば、自分のやりたい事ができなくなってしまいます。どちらかに偏りすぎるのではなく、そのバランスを保つことが重要で、一番難しいことだとも思います。
また、私は、学校卒業後数年間サラリーマンを経験しましたが、そこでの経験、社会勉強が創業にも活かされたと思っています。だから、何事にもチャレンジし、色々な経験を積むことも非常に大切だと思います。