「がんばる企業のご紹介」第4回目は…
発達に偏りを持ったお子さんやそのご家族に対してサポートを行う特定非営利活動法人(NPO法人)(※)をご紹介します。
※中小企業信用保険法の改正に伴い、平成27年10月から、NPO法人のみなさまにも信用保証協会がご利用いただけるようになりました。
代表 |
徳田 絵美 |
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業種 |
児童福祉事業(障害児通所支援事業) |
創業年月 |
平成24年9月 |
住所 |
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ホームページ |
【取材日】H29.12.22 【取材者】企画部企画課 渡邊、上床
常滑市で、発達に偏りを持ったお子さんとそのご家族に対する支援を行っています。現在は、放課後等デイサービスを2カ所、幼児を対象とした児童発達支援を1カ所運営しています。また、大型の遊具を使った感覚統合遊び、発語音楽療法士による発語音楽プログラムやソーシャルスキル獲得の為の集団及び個別指導に加え、ご家族のかたの育児のサポートとしての無料の学習会等も開催しています。
発達に偏りを持った子供を育てることの大変さから、親としての自信を失ってしまったり、将来が見えなくなってしまったりして苦しむ方々がいることを知り、少しでも助けになりたいと思い、児童福祉に関わってきた数人の仲間と共に法人を立ち上げました。
1カ所の多機能事業所からスタートし、1年間かけて利用者を7割程は充足させたいと考えていましたが、僅か3か月後には待機待ちの状態となり、需要の大きさに驚かされました。
「1年前に出来なかったことが出来るようになったね。」、「あんなにすぐに怒っていた子が我慢できるようになったね。」、「お母さんの表情がすごく明るくなってきたね。」など、子供やご家族のかたの変化や成長に対して喜ぶことができることです。
十分な福利厚生や給与体制を取れること、将来に希望が持てる職場であること、スタッフが喜んで働くこと等ができる職場であることが良いサービスに繋がると思います。「人財」は“宝”です。
常滑の地に子供たちの楽園を作りたいです。子供たちが学校を卒業した後も集うことができたり、体を動かすことができたりする場所や、楽しく自分らしく働ける場所を作っていくことが今後の夢です。
具体的には、平成30年度から3カ所目となる放課後等デイサービスと居場所支援としてのカフェの開設を予定しており、現在準備中です。
また、工場の跡地を利用した体育館の建設、就労支援事業への進出などを検討しています。
写真は、カフェの開設に向け、ご家族のかたと協力して内装のペンキ塗りを行っているところです。このように、「支援」だけではなく、ご家族のかたと一体となった取組を行うことはわたしたちのこだわりです。また、先の話にはなると思いますが、発達に偏りを持った方々向けのグループホーム事業にも進出していきたいと考えています。0歳~100歳までの切れ目の無い支援を目指していきたいです。
創業から4年が経ち、初めて銀行から借入をして送迎車を購入することとなった際に利用させていただきました。申込みをしてから結果が出るまではとてもドキドキしましたが、職員のかたには親切に教えて頂くとともに、スムーズに審査を行っていただき、無事融資を受けることができて大変ありがたかったです。今後も夢の実現に向けて、サポートしていただきたいと思います。
明確なビジョンが有れば、きっと形になっていくものだと思います。誠実に向き合っているうちに、サポートして下さるかたと巡り合うことも出来ると思います。しっかりとリサーチしながらも、勇気を持って一歩を踏み出してください。